記事一覧はコチラ

呪術書とリスクヘッジ

2013-04-23 01:05
(2013/04/24追記)
本日のアップデートで秘密の呪術書が再販されたようですが、
この記事は販売停止中のものとして書かれています。


前回の記事の補足です。

(リスク)ヘッジとは、リスクを減少させることです。
(ここでいうリスクは、不確実性というよりむしろ危険という意味の方が強い)
前回、リスクを引き受ける見返りに収益が得られると説明しましたが、
それは期待値の話であって、損をすることも当然あります。

リスク・プレミアムは欲しいけど損は出したくない、
そんな虫のいい話あるわけが……と思いますが、あるんですね。

今回も秘密の呪術書を例に取ります。

前回、呪術書の相場が下がるケースの1つに、
メル上限の引き上げ(2.1G→10G)を挙げました。
仮に、このときに呪術書の相場が1枚当たり1M下がるとしましょう。
このリスクをヘッジするにはどうすればいいでしょうか。

前回は、メルにして持っておくのが確実だと言いました。
もちろん、メルにするというのは村長に10Mで売るのではなく、
市場価格(12M前後)で売るということです。
しかしこれは、リスクは減少しているものの、
リスク・プレミアムも放棄していますね。

よく使われるヘッジの手段として、
ある資産で損失が出た場合に他の資産の利益で補われる状態にする
というものがあります。

つまりこの例では、「メル上限の引き上げがあったときに価値が上がる物」を
一緒に持っておけば、呪術書のリスクをヘッジ出来るのです。
(メル上限が引き上げられれば物価は上がると思いますが、
見かけの価格の増加を指して「価値が上がった」とは言い切れません。
価格の上昇率がインフレ率を下回っていれば、実質的な価値は下がっています)

具体的に何を持っていればいいのかはなかなか難しい…というか
是非考えてみてほしいところで、
一例を挙げれば、現在やむを得ず上限価格で売買されているアイテムなどは
恐らくインフレ率より高い率で価格が上がるでしょう。


ヘッジの手段は他にも様々なものがありますが、
メイプルで実現できそうなのは上記の方法くらいです。
興味のある方は調べてみてください。

長文失礼しました。
【続きを読む】
スポンサーサイト

呪術書とリスク・プレミアム

2013-04-21 22:23
(2013/04/24追記)
本日のアップデートで秘密の呪術書が再販されたようですが、
この記事は販売停止中のものとして書かれています。



今回は、リスク・プレミアムという言葉を紹介します。

簡単に言うと、不確実性(リスク)を引き受ける見返りに得られる収益(プレミアム)のことです。

「不確実性を引き受ける」とは、
例えば「値上がりするか値下がりするか分からない株式を買う」といった行為がそれに当たります。
多くの人はそういった不確実なものを嫌うので、
そのような株式の市場価格は実際の期待値よりも安くなります
(正確には、株式の収益率が安全資産の収益率を上回る)

期待値100円のクジが99円で取引されている、といったイメージでしょうか。
この場合、クジ1つにつき1円のリスク・プレミアムを得ていることになります。

自動車保険なども同じ理屈で、
加入者は、万が一の事故にそなえて安全(確実性)を買っているといえます。


メイプルにも不確実な要素がたくさんありますが、
その一つにアップデート内容があります。
新職業や新アイテムの追加があれば、市場が大きく動きます。

私が注目しているのは秘密の呪術書
 (※リプレの村長に持っていくと10Mメルに換えられるETC.
   メイプルでは一度に交換できるメルの額に上限があるため、
   それを超える取引のときに利用されることが多い。
   NPCから購入できたが前回のアップデートで販売停止に。)

市場通の方はご存じだとは思いますが、
現在の呪術書の相場は10Mを上回っています。

blog256.jpg

この現象自体は特に驚くほどのことでもなく
①高額取引に利用できる
②手数料(最大6%)無しで取引できる
③1キャラに多くのメルを持たせられる
などのメリットを考えれば10%の割増は少ないと言ってもいいくらいです。

まず言及したいのは、
前回のアップデートによって呪術書の相場が上がったように、
今後のアップデートの内容次第では相場が下がるのではないか、ということです。

例えば、リプレ村長に交換してもらえなくなったらどうなるでしょうか。
店売り価格は5Mなので、単純計算で価値は半減するでしょう。

あるいは、メルカンストの引き上げ(2.1G→10G)が行われたら?
  (※韓国のメイプルではレベルキャップ開放前に行われました)
先ほど上げたメリットのうち①と③が相対的に小さくなるので、
おそらくこの場合も若干値が下がると思われます。

はたまた、販売再開という可能性も考えられ、
その場合10Mまで下がることになります。

逆に、呪術書の相場が上がるアップデート内容があるかというと
何らかのバグくらいしか思いつきません。

まとめると、呪術書の利用価値が下がることはあっても
上がることはないよ、という話になります。
が、相場が上がることがない、というわけではありません。
「呪術書は価値が下がる」という予測があれば
少なからず現在の相場を押し下げているはずです。
つまり、その予測が外れる、すなわち価値が下がるアップデートが来なければ、
予測によって押し下がった分が回復するわけです。

仮にこの理論が正しければ、
呪術書の相場はアップデート直後が最も高く、
アップデートが近づくにつれて下がっていくことになります。


妄想はこのくらいにして、リスクプレミアムの話に戻ります。
市場がどのような予測をしているにせよ、
呪術書の仕様が不確実であることは確かです。
つまり、呪術書として資産を保有することは、
リスクを引き受けていることに他なりません。
代わりにメルにして所持していればリスクを回避できます。
(インフレ等はまた別の話)

また、リスクを負って呪術書を所持するのであれば、
適切なタイミング(例えばアップデート後)で利益を回収するのも重要です。


呪術書に限らず、またメイプルに限らず、
自分がどのようなリスクを引き受けているか、
引き受けずに済むリスクを引き受けていないか、
利益が適切に回収できているか、
そんなことを考えていただけたらな、と思います。

長文失礼しました。
【続きを読む】